なにをいまさらですけれど。
もう何をいまさらですけれど、大変なことにとりかかっちゃったな…という気持ちになることがある。
それはコーチングのことです。
コーチング、というか、対話のみで進めていくセッションのことです。
なんでコーチングなんて勉強しちゃったんだろう…時々思うんですよね。
その前にコーチングとはなんぞや…ですけれど…。
ちょっと抽象的な表現が多くなるので、伝わりにくいかも、ですけれど。
わたし自身は、
目の前のお客さんに対して、なにかできることを探していた。
占いが好きでやっていて、同時に占いのできることの領域というのが当時はあると思っていて、
たとえば「自分自身はしあわせになれるわけがない」と自分自身で決めてしまっていらっしゃる方には、わたしの言葉は届かない。
(そう思っているなら、そう思いつづけることで得られるものというのが、ほんとうはなにかあるはずだけれど…。)
占いで、できるだけのことはお伝えするけれど、
そういった場面にでくわすと、わたし自身が悲しくなった。
えっと、まあ直接的に勉強することにしちゃったのは、
たまたま瞬間的に臨時収入があったこと。
加えて、友人に「コーチングもできるようになったら収入上げられるよ!」と言われたこと。
と、そのタイミングで勉強会が目の前にあったからだ。
(すみませんすみませんすみません…そんな動機で…)
勉強会に参加して、繰り返し練習したのは、
クライアントさんのお話の中から、その方が大切にしている価値観やリソース(財産、資産)を聞き取ること。
聞き取るための質問をしていくこと。
そしてこれまで学んできた中で何度も言われてきたのは
「答えはその人の中にある」
ということ。
勉強会が終わって、その後の課題としてたくさんの方にモニターになっていただいてお話を伺った時、
ほんとうにそうなんだ、と思った。
質問をしていくための技術というのは大切だけど、
わたしが「この人をこうしよう」とドライブするのではない。
というより、そんなドライブをしようとすると一瞬で崩れる。
大切なのは、相手を、クライアントさんを「なんとかしようとしない」「変えようとしない」ということ。
そのひとにしか、そのひとのことはわからない。
わかりきっていないわたしが操作することはそのひとが出そうとしているなにかを阻んでしまう。
だけどわからないからただ尋ねる。
わたしが相手を変えなければ、と思うことはそれはわたし自身の欲。
これがコーチングなのか、カウンセリングに該当するのかはわからない。
いったりきたりでいききしながら、両方を含んでいるのかもしれない。
そうしてその場にいることで、
その人の奥にある、普段はあたりまえすぎて意識していなかったであろう、だけれどとても大切な言葉が出てくることがある。
だけれど、クライアントさんとの対話を続けていく中で、
もうひとつ本当に大切なことがあることがわかった。
それはクライアントさんを信じること。
なにか変化したいと思ったクライアントさんがいて、そういった変化がわかりやすく表に出るか出ないか。
あるいは時間がかかるかかからないか。
それもわたしが操作することではない。
「何か目に見える結果を出さなければ」。
うっかりすると、わたしががんばらなきゃ、と思いかけることもある。
「信じる」、「信じてなにかしようとしない」ということはひとつの能動的な力なのかもしれない。
無力だって思って、なにかしたかったんですよね。
だとしても、これからわたしがしていくことは、わたしが力を持つことではなくて、
クライアントさんの力を信じること。
ふりだしに戻ったような、ちがう新しいスタートに立って立ち続けるような…と思った。
その中でわたしができることは、クライアントさんが進もうとする時に、あくまでちょこっと隣からささえたり、背中をちょこっと押さえたり。
そのためにわたしが培ってきた、そしてこれからも身につけていく技術と学びを使うこと。
すごく穏やかな、静かですごく美しい時間をもらっていると思う。
信じるのは、クライアントさんがご自分の望む方に目を向ける、動いていく。クライアントさん自身のペースでということ。
3月、コーチングについてはモニター様料金にて承っております。→☆
コーチングのことばかり書いてますけど、占いは占いでわたしの手足だと思っています。というわけで、占いはこちらから。→☆
(いやー、いちおう宣伝しようと思って書こうとしたけど、宣伝になってないような…すみませぬ…)