ほんとに体って意外とすごい

運動神経もないし、体調も小さく崩しがちでなんのケアもできてないわたしなんですけど、なんか…わりと体ってすごい…そんなことをよく考えます。

先日、親知らずを抜歯したんですよ。
なんかあることさえも知らなかった親知らずというのがあって、奥深く埋もれていたらしいんです。
それが突然炎症を起こしたとかで腫れて痛んできて(そんなの知らないんで歯周病かと思った)、歯医者では抗生物質を出されたのだけど、
多分また痛むだろうからなるべく早く抜いた方がよいと。
さらには神経のすぐそばで何が起こるかわからないから、ケアできる体制のある大学病院に行きなさいと。

半泣きで電話して病院の予約を取ったのが年末。
で、年始わりとすぐに病院に行ってレントゲンやらCTやら撮ったりで、もう翌週には抜歯。

…となったのですが、俺が悪かった。甘かった…。
なんか歯茎を切って、ぎゅーっと引っ張ったり押したり砕いたり…していたらしく、処置中もう怖くてしょうがない。
もう心の中で「これからの人生、健やかに過ごせればそれでいいーーー」と涙目で叫んでいました。
もちろん麻酔はしています…。

これまた甘かったのが、1日ぐらい休めばそれで普通に生活できるかと思ったら全然そうじゃない。
顔は変形しているし、口が開かないので食べられないし喋れないという…。
痛みと薬でモーローとして、
多分これインフルエンザにかかった時と一緒だ、と思いました。
寝てるしか、回復に近づく道はない!…これはなんとなくの経験則です…。
実際にいくらでも眠れるという…。

多分免疫力が落ちてるんですよね。ずーっと鼻水もだらだら出る。
3日分出された抗生物質がなくなりかけているのに、痛みも腫れもひかねえ…となった時は不安で、病院に「これでいいんでしょうか…」と細々と電話しました。
(その頃はちょびっと喋れるようになってた)

しかしですね、
体ってほんと意外とすごいというか、ちゃんと回復する力があるんですよね。
寝るごとにちょっとずつだけど痛みが引くような感じがするとか、
それまで食事は介護用のドリンクをストローでちゅーちゅー吸ってなんとかしてたんですけど、それにも飽きて野菜スープを買ってきて飲んだあとから力がついてきてがくん!と回復度がアップするのがわかりました。
気がついたら鼻水も止まってる。

そういえば一昨年子宮筋腫の手術した後も、食欲なくても食べろ(そうじゃないと回復しないよ)って病院の栄養士さんに言われたんだ。
そういうことなんだよね…。

それでも口が開かない&がっつり噛めないのでメインの食事はおかゆにしていたんだけれど、
おいしかったのはお客さんにおしえてもらった「たまごみそ」!
これは簡単に作れるし、甘くておいしいし栄養付きそうだし。
もう気力もないけど娯楽もないのでおやつのように食べてました。
だんだん元気になってきたら、何か作りたい欲が湧いてきて、みりんを煮詰めてみりんシロップ作ったり、あと酒粕レーズンとかやってみたり。一応心はダイエット。

ほんとびっくりだけど、看護師さんに言われたようにちゃんと一週間経ってかなり痛みも腫れも引く。
大きな口は開けられないので食事はまだまだいろいろ制限あるけれど、
回復してきた道のりを知ってるから、あとは時間。
待つしかないんだろうなってことも多分わかる。
なんか、そういうことがおもしろいしすごい。

とりあえず抜糸が終わりまして、あとひといきって予感がします。
痛み止めはしっかりもらってきたよ。
今もじわじわと痛んでおります。

あ。念のため、食事以外は生活も仕事も全然大丈夫ですからねー。

 

抜歯&抜糸した病院、
自宅から近くはないし、はじめてだと思って電話したのだけれど、
調べてもらったら12、3年前に救急でかかってた。
あんまり記憶はないんだけれど、
考えたみたら、その頃勤めてた職場からわりと近い場所だったんですよね。
だとしたら、そういうことあったのかもしれない。

帰りにバスに乗ったら、確かにかつての職場に近い、
行ったことのある場所の前を通って、なんだか心がきゅーっと締めつけられる感じがした。

小さく切って切ってならば食べられるかなと思って、
病院の帰りに近くの喫茶店でホットケーキ食べてきた。