嫌だって思っていい

久しぶりにお会いした方に「前より明るくなった」と言われまして「まじ??」となる。

だとしてその原因は…?と考えると、もしかしたらここ2年ほどNLPを学んだことというのは大きいのかもしれないと思った。

NLPとは、Neuro Linguistic Programing(神経言語プログラミング)の略称で、神経と言葉のしくみ…ということになるのだけれど、
どんなやりかたでその人が物事を捉えたり表現しているかとか、コミュニケーションの仕組みとか…そことの脳のつながりとか…そういう感じでしょうか。
全然説明になってない…。ごめん…。

すっごく雑に言うと、そういったことを認識できていると、目の前の相手とのコミュニケーションを変えることができる、さらにはより意欲的になることができる…かな?

学ぶ中で、わたしの中に強く残ったのが信念・価値観という概念と、肯定的意図というものがあるということ。

人の行動のベースには信念・価値観というものがある。自分の中の信じていることであり、行動の指針となるものであり。
その信念・価値観をもとに行動していったとして、それが必ずしも今の自分の人間関係を含むライフスタイルにマッチしているかどうかということはあって、逆にその信念・価値観を持ち続けていることで苦しくなることもある。

だとしても、その信念・価値観がかたちづくられるには、なんらかの肯定的意図(それがあることで得られるなにか)がある…ということがある。

勉強しながら、その都度自分の中の問題を探る。
そういった時間の中で繰り返し出てきた問題がありました。

わたしはこれまでいくつかの大きな破局を経験しています。それは異性関係に限らず。
だいたいそれらには、実はわたし内でのパターンというのがあって、
それは「そこに至る過程において、なんらかの違和感が瞬間あっても、それをなかったことにして相手に求められている(と自分が思う)ことに合わせて行動していた」ということ。

わたしの中で「嫌だって思っちゃいけない」とか、「わたしに対して好意を持ってくれている人に対しては合わせなくちゃいかない」というのがあったんですよね。
なにかトラブルがあるたびにそこに行き着くけれど、それでもまた同じことを繰り返してしまう。
多分ここは親子関係がベースになっているのだと思うのだけど。

それをすることによって得られるもの(肯定的意図)は安全。「その場にいてよい」「その場にいるという立場を守られること」…ということになるのだと思う。

そう気がついた時、
わたしはわたしの感情を消し去ることはできないのに、大切にしていなかったんだって思った。
「喜怒哀楽」という言葉がある。
わざわざそんな言葉が古の時からあるならば、
喜びも怒りも哀しむも楽しむも、全部あるのがどんな人にとってもデフォルト。
そう捉えられていたのだと思う。
いわゆるポジティブなものとネガティブなもの両方があってあたりまえ。
だけれど、わたしはそこからネガティブなものをおさえようとしていた。安全のために。

おさえこまれたものは自分の中に向かう…という感じがする。
自分を見ても、他の方を見ていても。

「嫌だ」って思っていいんだって思った。「違う」って。
それはその人自身を未来永劫嫌いになるということとは別のこと。
その上で、その先どんな行動を取るかはいろんな選択をしていい。

そんなことをNLPを学ぶようになって、糸がつながるように自分の中に見えた。
そんな感覚がありました。

NLPを学んできたこと、はじめて書きました。
学んだ自分をどうなんだろう…?って思ってたんですよね。
わたしは占いについても意外とちょっとずついろんな占いを学んでいて。
でもまあ結局使わないで忘れるというパターンが多くて、また同じムジナになっちゃうんじゃないかって思ったりとか…。

勉強したのは、わたし自身が人に心を許すことができないところがあって。
自分の問題を解決したくてセッションなどを受けてさえも自分が自分のことを話すことができないところがあった。
だから自分で自分の問題を解決する術を手に入れたいと思ったことかな。

占いの時間にお客さまとお話していて思うのは、実はお客さま自身が答えを知っているんだなということ。まだ明確に言葉にはできていなかったかもしれないけど。
占いを通して、それを探し出すお手伝いをしているように感じます。

NLPの勉強をしていてもそうで。
ガイドとクライアント(お客さま)という関係において、やっぱりクライアントは奥深くにでも答えは自分で持っているんですよね。
対話やワークを通して、ガイドはそれを引き出すお手伝いをしている。

お客さまと接していて、わたしの仕事は占いであり、相談業でもあり…とひしひしと感じるんです。求められるものは入口としては予言的なものかもしれないけど、それだけじゃないなって。
占いそのものの技術もだいじ、そしてお客さまとの対話そのものから一緒になにかを探し出すこともだいじ。
わたしはあくまで占い師で、カウンセラーと名乗ることはないと思うんだけど、
お客さまとの時間においては、わたしが学んできたこと、経験、使えるものは全部使っていこうと思っています。

 

学んで約2年。
今年、NLPマスタープラクティショナーの資格を取得しました。
びっくり。
あらためて、精進…かな。

どうぞよろしくお願いいたします。