「戦火のホトトギス」

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★そして9月もコーチング(てほどじゃないけど…気弱…)のモニターさんを募集します。→

そして今回も全然占いと関係ない話。
ちょっと…と思ったらスルーしてくださいね。

このあいだ、NHKで「戦火のホトトギス」というドキュメンタリーを観ました。→

これがすごくよくて、ホトトギスって俳句の雑誌のようなんですけれど、
戦時中に戦地や負傷して療養所、戦艦(戦地や戦艦については具体的には場所は伏せてあったりする)から投句されていた方々がいたと。

NHKの取材がものすごくて、
戦時中からさかのぼってその方々の初めての投句や、どういうきっかけで俳句に触れていったのか、
俳句への思い、
それぞれの歴史、行った戦地の状況、
さらには当人たちは亡くなられていてもご家族にインタビュー、句を読んでもらって感想を伺ったりする。
戦争終わって76年経ってですよ。すごいなと。

もちろん戦争中に亡くなられた方もいます。
ですけど、亡くなられた方、(その番組の中でとりあげた方は)戦地にもホトトギスを持っていかれてたそうなんです。

番組自体すごいって思ったんですけれど、
多分わたしが感動したのは、
戦争にあっても人としての営みを失わないようにとされた方もいたということ。
そして思うことあっても発言できなかった時に、俳句を作ることで戦争における自分自身を保っていたのではという証言もあった。

映画では戦争を取り上げたものって果てしなくたくさんあるけれど、
その中には映画「野火」のような人間の尊厳を失っていくような、極限状態を描いたものもある。
http://nobi-movie.com/

だからほんとうに一概に言えることではとてもないのだけれど
そんな時においても、感情の活動を失おうとしなかった人々もいた…ということに心が動く。
(だからこそより苦しいということもある。)

ホトトギス自体は戦争中においても、昭和20年6月から9月に休刊になった以外はずっと発行しつづけていたそうです(終戦は昭和20年8月)。

 

生きていくのってめんどくさいなーってよく思っていて、
しんどい時って機械のようにただただ淡々と作業しながら生きていければって時々思うんですけど(わたしはそういうのよくあります)、
そうできないところが人特有のめんどくさいところでありおもしろいところなのかなと思ったり。

数年前にある心理療法を受けたことがあります。
多分それは、その時の自分にはきっとよかったものだったんだけど、
終わった時に「生きたい」って思ったんです。
その時に「生きる」って、食べて寝て…だけということじゃないんだ。
もっとめんどくさいけど、もっと豊かなことなのかもしれないって。

まあ、こんなことをいちいち考えるわたしもなかなか暑苦しいと思います…。
こんなですけど。

いやー、早く気のおけない人とくだらない話がしたいぞ…。

これは…ふつうにパン…ある日の朝ごはん。
たんぱく質がわりのちくわはかじりかけ…。