いちばんベーシックな、太陽と月のこと。

今日は、西洋占星術でいちばん基礎になるとわたしが思っていることを書いてみますね。

西洋占星術は10の天体をその人のパーツパーツにあてはめていくようなところがあるのですが、
10のうち、特に重視するのは太陽と月です。
太陽―太陽星座というのはみなさん子供の頃から知っている自分自身の12星座のことですよね。
どちらかというと太陽星座は性格というより、目的とか、ここを目指していくと満足度高いよというところを表します。
そしてもうひとつ月星座というのは、子供の頃にある程度作られるベーシックな性質とか、生活習慣と言われています。
月星座はおなじ学年のおなじ星座の人でも、3日生まれが違うと変わります。

わたしは昔から雑誌の12星座占いがピンときたことがなかった(よく考えたらそうかな…?ぐらい)のは、月星座が全然太陽星座と違ったからですよね。

月ってその人のベーシックなところなのでいくらでもできるし、ほっといたらやってしまうし…ということで才能と言われることもあります。
ほんとそう。
自分については、月星座的なことっていくらでもできるし、ぼーっとしてると人生ずーっとそのまんま進めていこうとしていた気がする。
それは今から考えたら、なのだけれど。
その頃って、自分が生きている感じがしなかった。
いやもちろん生命は維持していたけれど。
それだけでは違ったんでしょうね。わたしの場合。

(…といって、12星座占いはやっぱりすごくて、たとえばおなじ○○座だとしても、学年が違えば価値観も違う、お誕生日が3日違えば性格も違うというところを、
多くの人に伝わるように大きくゆるく、最大公約数的に書かれているところ。
これってすごいことなのなんですよね。性格的なことを書くとしても、今の天体の動きを照らし合わせてどんな時期なのかということを書くとしても。)

そういう時、太陽星座に目を向けていくとよいのかなと思っていて。
目的というけれど、歩いていく方向といえばいいのかな。
長い人生の方向性みたいな感じなので、短距離走ではなくて長距離走。どちらかというと徒歩(ダッシュするのが当たり前にできちゃう人もいます)。

自分の場合はしし座なんですけど、
もしかしたらみなさまがもつであろうイメージの「ゴージャス」とは程遠いのですが、
なにか作る(多分なんか書いたり描いたり)とかした方が自分上がってる感あったり、
占いの時間も、お話を伺ったりタロットや占星術を使いつつ、その人の中にある流れやストーリーを見つけていく作業だよなあ…と、こじつけてみたり。

だけど、だからって太陽だけで生きられるかというとそうでもない。
月の部分て休息でもあり、
そこを失ってしまうとベースを失ってバランスが崩れてしまう。
生きてく上で維持しつづけていく必要のある場所でもあるんです。

やっぱりバランスで、
生きている感じがしなかったら太陽の方を、
心が疲れたとか、自分のベースを振り返りたいという時はあえて月の方を。
どちらも大切だし、いききしつつやっていくというのがある程度できるといいんじゃないかな。

面白いのが、
太陽って女性の中では夫を、月って妻・母というのも表したりするんです。
かつての女性は、いろんな縛りがあって、自分自身が意志を持って生きるということが難しかったんでしょうね。だからそれを男性に投影した。
そんなふうにも言われています。

月星座、もうかなりメジャーかと思うのですが、
西洋占星術における出生図は自分自身で調べられます。
インターネットで「無料 ホロスコープ」と検索で。
調べられるサイトはたくさんあるんですよ。
記号ばっかりのページも出るかと思うけれど、わかりやすく日本語表示のあるサイトもあったかと思います。
よろしかったら。

 

4月より西洋占星術連続講座、ひさしぶりに開催します。
https://nakamurakaeru.com/astrogrouplesson202204/

4/12(火)午前スタートとなります。

ご興味お持ちいただけましたら。
お問い合わせ、もしほかの曜日でご希望ありましたらお気軽にどうぞ。

ちょっと前、チェーン店の喫茶店だと思うのだけどコーヒーがサイフォンで出てきておおっと思った。