「カムカム」が終わって、自分内備忘録★
朝ドラ「カムカムエヴリバディ」、終わりました…。2022年4月8日。
前回の朝ドラ「おかえりモネ」が好きだったので、なんとなく流れで録画予約継続しつづてしまってなんとなく結局リアルタイム視聴しはじめたら…うっかりとてもおもしろくてほぼほぼリアルタイム視聴続けてしまった…。
旅行中はテレビがなかったので、NHKプラスにてちょこっと遅れて視聴。
朝の自主勉強会も「カムカム」観終わった時間からスタートできるように仲間にお願い。
朝の散歩もあきらめてしまい、うっかり「カムカム」優先の、この半年でした。
(「おかえりモネ」からいくと2021年の春からずっとこんな感じ…。生活が朝ドラファースト。)
すみません。自分の備忘録として、印象に残っている回を雑に。
中途半端なオタクですみません…(回数とか調べてない)。
わかる方だけお読みいただけましたら。
まず最初の頃に「このドラマ…あっ!!」となったのは、安子編、一代目ヒロイン。
その第一週金曜ぐらいかな?
・安子(一代目ヒロイン)が乗れなかったはずの自転車で大阪に向かう稔さんを追っかける回。岡山駅に着いたはいいが、安子転ぶ。稔さん抱き起こす。ここで「May I write a letter to you」「of course」…英語!
・いきなり遠距離、安子と稔さんの文通、それぞれの手紙の朗読だけで時間を進めた回。
別々に読み上げていたはずが「On the Sunny Side of the Street(オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート)」の翻訳のところで重なりあっていくのが美しかった。
・安子がもうあきらめるつもりで大阪の稔さんを尋ねて一日を過ごす。帰りの岡山行きの電車の中で涙を流していたら…、わりと長い物語の序盤のはずなのに、主題歌が流れはじめたのが多分この回はじまって10分後以降(こういうのがある時ってちょっと特別回。通常はじまって2~3分で主題歌)。
えっ、と思ってたら岡山駅到着。まさかの稔さんが目の前に立ってる!
心配した稔さん、こっそり別の電車(急行とか?)で先回りで岡山へ。
・安子と稔さんの結婚を反対していたはずの雉真(稔)のお父さんが「たちばな」にやってくる回。
安子のお父さんとの足袋についての会話、そしてお互いの出征する息子のこと。
たちばなのお菓子と安子の真摯さにふれる。
・(多分その次の回)見合い相手との結婚の予定で岡山に帰ってきたはずの稔さんを、「嫁さんになる人が待っとる」と、お父さんが神社へと引っ張っていくと、いつもの時間、稔の無事を祈りに来ている安子がいて…。サプライズーーー。雉真のお父さん。ああ。
・クリスマス。定一さんが酔っ払って進駐軍ハウスのパーティーで歌い出す回。安子の心も未来を向きはじめる。
・雉真家のお手伝いさんの雪衣さんは勇ちゃんに思いを寄せている。勇ちゃんは安子に。算太は雪衣さんに…。
がなんと、朝方雪衣さんは勇ちゃんの部屋から乱れ髪で出てくるという…なんとそれを算太目撃。…さらにはどうやら雪衣さんは妊娠…えっえっ?…そうだったの?…こわー…勇ちゃん意外と大人…の回(ここは2回に分かれていたかも)。
・「I hate you」の回。衝撃&つらすぎて「ダンサー・イン・ザ・ダーク」かと思った…。
ここから「いつか安子、浮かばれて…」と願うように(視聴者のわたしが)。
「Take me to the United States」。そうだUnited Statesはアメリカ。
ここからるい編。二代目ヒロイン。
・るいとジョー、思いは通じ合っているのに、るいが額の傷を気にしてつっぱねて後、
ジョーのステージ衣装を買いに行ったお店の試着室ではっきりと前髪を上げて、無言で額を見せる回。ジョー、まったく気にせず。かつての少女漫画ならここがハッピーエンド。
・トランペットが吹けなくなって絶望したジョーと、ジョーに突っぱねられてあきらめかけたるい。別々の場所で聴く、ラジオから流れる「サニーサイド」。るいがもう一度とジョーのもとへと走り、思い出の海へ。
入水していくジョーを見つけてるいも海の中に。「光が見えない」と言うジョーへ、るいは「一緒にひなたの道」「わたしが守る」と。
こっそり「だ、だいじょうぶ…?」と思った回…。
そしてひなた編。三代目ヒロイン。
・ひなたの代、るいが営む回転焼のお店にはじめて五十嵐登場。失礼な物言いに舌打ち…「この人何者?」とインパクトがありましたの回。
・映画村。仲が悪かったはずのひなたと五十嵐、時代劇「破天荒将軍」収録の現場。「黍之丞」シリーズのマニアックな回のセリフを二人とも暗記、言い合いしていたはずがうっかり二人で世界に入ってしまいセリフを暗誦。手を取り合ってしまう。困った人たちだけれど、まわりもほだされて場がまろやかになってしまうという回。
・二代目モモケン、映画村のCMで普通にかっこよく殺陣のはずが、モモケンの親友だという振付師の算太が「つまらん」と踊りに変更。それがモモケン…いや尾上菊之助さんの姿が美しいのよ…振りは笑っちゃう感じなのに…の回。
・二代目モモケンと虚無蔵さんのオーディション、殺陣でのお手合わせの回。真剣な顔つきのモモケンが美しかったり、回想シーンで若い時の二代目モモケンの泣きじゃくる姿も観られてモモケン(尾上菊之助さん)ファンにはお得だった回。
・年老いた算太がサンタの服装で踊った回。それを見てジョーがトイピアノを弾きはじめる。
回想、子供の安子の「お兄ちゃん、ダンサーになれた?」という言葉からはじまり、
ひとしきり踊って、「たちばな」の看板を見ながら倒れる算太。…家族。
・数十年ぶりにるいが家族を連れて岡山に。ひなたはかつての安子とるいの部屋で妖精のような平川さん(初盆だった)に、るいは神社で稔さんに会い、物語ががっと転換する。「るい、お前はどこの国とも行き来できる、そんな時代を生きとるよ」と。るいが「アメリカにお母さんを探しに行く」と決意。
ひなたはひなたで平川さんに出会ったことが英語をきちんと学ぶきっかけに。岡山の奇跡の回。
幻想ということになるのだろうけど、終戦記念日のサイレンとともに一瞬蘇り、るいにメッセージを伝える稔さん。
見続けてよかった…。
・どの回と言わず、虚無さんが「日々鍛錬…」と言い続けた姿。特にひなたが英語を真面目に学びはじめてから、一瞬あきらめかけた瞬間(ほんの一瞬)に現れて諭して消える回。虚無さん、いつもひなたに目を光らせているのであろうか。
そして最終週。ここは安子編であり、るい編であり、ひなた編。
だーっとつながってくる。
・ラジオで「シアトル生まれ」と語っていたはずのアニー・ヒラカワがラジオでインタビューを受けるの回。
日系アメリカ人として英語で語っていたはずが、インタビュアーの方に昭和14年のモモケンの映画の話題を持ち出されたところから、稔さんとの初デートを思い出し…そこから決壊。日本語で、過去と、るいへの思いを語りはじめる。それを岡山でラジオから聴く、るいとその家族。
もうこのあたりから号泣。
・るいが岡山のクリスマス・ジャズ・フェスティバルで「サニーサイド」を歌いはじめた時に、ひなたとアニーが会場へ到着。
るい、ステージから降りてアニーのもとへ。
「I hate you」のあの時から「I love you」と伝えたことで、過去そのものを塗り替えていく。
安子が映画「サムライベースボール」で一番うれしかったのは、稔さんの夢がかなったことと。
「アニーはあんこのアニー」、勇ちゃん、むくわれたね。
・最終回、話としてのオチはついていたけれど、その後の後日談。
プラス、ひなたが子供の時に英語を学ぼうと思ったきっかけのビリー。あの時伝えたかったことを英語で伝えられたこと。…回って戻って、多分50年ごしの着地!
桃太郎は一目惚れの相手にいきなりその場で求愛。それを隣で「それでいい」とつぶやく勇ちゃん。
みんなそれぞれしあわせになっていてよかった。おまけのあたたかいご挨拶の回。
そして驚いたのが、はじめて出てきたベリーちゃんの夫に、モモケンの結婚。
(あとは風間俊介はどこかでしあわせになっているはずと、脳内で補完します…。悪い人ではなかった…)
稔さんの夢は、
「どこの国とも自由に行き来できる。どこの国の音楽でも自由に聴ける。僕らの子供にゃあ、そんな世界を生きてほしい。ひなたの道を歩いてほしい」
戦争でその夢は叶えられなかったけれど、
それをるい、ひなた、その前に安子とで叶えていく物語だったんだなって。
同様に勇ちゃんの「甲子園に行く」という夢も戦争で絶たれたけれど、兄の稔さんの孫の桃太郎とその子供たちによって叶えられ、
安子の「(戦争で燃え尽き、誰もいなくなった)たちばなを再建する」という夢は、血はつながっていないけれど、安子の父がおはぎの味と商いを教えた戦災孤児の子によって、後年違う形で叶えられた。
物語って、すごいというか…。
最終回の「カムカム」を見て、なんだか放心状態なのですが…
来週からどうしよう…。
全然関係ないですけど、わたしはこの番組で松村北斗さんと尾上菊之助さんと本郷奏多さんを知ってほくほくです。
松村北斗さんからSixTONESに出会い、さらにSnow Manにもちょこっと飛び火。
うちではほっといたらジャニーズのYoutubeがエンドレスに。
あと、おはぎと今川焼の摂取量が人生最大…。
おいしさにまみれました。この半年間。
毎日感情をゆりうごかされていて、こんなもんじゃないんだけど、もう…きりがなくてひとまずここまで。