夜明け前のこと
たまには仕事と関係あるようなないようなことを。
お客さんと話していて、なぜかそういう流れになったのだけど、
もしかしたら絶望したことってないのかもしれない。
あんなにさんざん落ち込んで人を羨んだりしまくってくたくたになっていたけれど、
それは欲望の裏返しだったのではないかとうっすら思っている。
そういや、
「生きているのしんどい」「このまま死んだららくかも」というのはひんぱんにあったのだけど、「死にたい」というのはなかった。
「死にたい」って積極性だと思う。そういう積極性を持ったことはない。
最近は(日々小さく落ち込むことはあるけど)「生きているのしんどい」というのもなくなっていて、
年を取って鈍ったのか、シンプルに「ない」状態にあるのか。
でもここにたどりついてよかったね自分、というのはすごくある。
いろんな方に助けられつつ、ひとり。
人生いろいろうまくいっていますとは言い難かった時期はとてもとても長くて、
そこは多分ひとまずは抜けたのだと思うけど、
そのしんどい時期も、ひとりでも「楽しい」「好き」と思えるものはわりとその都度あって、
そういうものにとても助けられていたし、
そういうものの方が、自分の人生の主軸だとさえ思っていた。
半分ぐらいは映画や音楽や漫画などフィクションの中で生きてたような気もする。
今は。
そういったフィクションに触れる時間がなくなって、仕事しているか疲れてぼーっとしているか。
最近はごはんを作ることに時間を割いたり。
以前と180度違う生活になってしまった。
でもまあ、とても元気です。
今はもしかしたらふつうに生きていることの方がより、面白いというか、かつてのフィクションにまさるような。
どこかでひっくり返ってしまった。
自分については、今はそれでいいのかなと思う。