78枚のタロットカード…多い? 占い基礎の基礎知識 5

5回目まできました。
しばらく占いについてのちょっとした知識などをお送りしています。

今回は、タロット占いの基礎知識についてお話してみます。
タロットカード、セッションの時にずらずらっと並べられたカードを見て、お客さまに驚かれることがあります。
枚数がぱっとみ非常に多いように見えますもんね。
でもコツがわかれば…というお話です。

タロットカードは基本78枚あります。
それぞれのカードには意味がある。
…ですけれど、それを1枚1枚わたしがきっちり空で言えるかと言えば…言えるかもと言いたいけれどちょっと自信がなくなってきました…。笑。

78枚、
22枚の「大アルカナ」というカードと56枚の「小アルカナ」というカードに分けられます。
大アルカナは重要度の高いカード。
小アルカナはさらにワンド、カップ、ソード、ペンタクルという4つの種類に分かれます。
この小アルカナの4つの種類って1から10までの数札があって、
4枚の人物カードがあって。
…実はトランプと構成がすごく近いんです。

ワンド(棒のマーク)は情熱 …多分(トランプの?)スペードと近い
カップ(杯のマーク)は愛情 …多分ハートと近い
ソード(剣のマーク)は思考 …多分ダイヤと近い
ペンタクル(金貨のマーク)は現実 …多分クラブと近い

1枚1枚のきっちりした意味を正確に覚えようとする前に
その種類の意味をまず大切にします。
それだけで、かなり読めるんですよね。

基本は22枚の大アルカナだけで読めます。
その上で、小アルカナはどんなことを具体的に指しているのかを教えてくれます。

ワンドがたくさん出ていれば、自分自身の情熱にまつわること
カップがたくさん出ていれば、愛情問題
ソードがたくさん出ていれば、思考にまるわること(時に考えすぎて…ということも)
ペンタクルがたくさん出ていれば、現実、お金にまつわることなど

…などなど。
例えばお仕事の問題でのご相談でも、カップがたくさん出ていれば愛情問題が絡んでいるんだなとか、
恋愛のご相談でもカップが出ていなくて、ペンタクルばかりが出ているとなると、
「愛情」というよりも「(結婚など)現実」について考えるタームに変わっているということも。

タロット、「吉凶」を出すというよりも、状況や気持ちを整理することにすごく使えるツールと思っています。

ちょっとだけ専門知識っぽくなってしまいました。
もしお持ちでしたら、タロットカード、なんとなく眺めてみてくださいね。

タロット、現物を見てみたいと思われた時は、
ニチユーさんという会社さんが「世界のトランプ・タロット展」という展示で日本中のいろんな書店を廻られています。
検索してみてくださいね。
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触れられるのは外箱までですが、実物大のカタログも展示してあるので、イメージはつかみやすいですよ。