タロットはがき作成記録 「5.法皇」

法皇も支配者…というか指導者といえばいいのかな?
現実面とか(もしかしたら生活面も)の支配者というよりも、
精神性、正しさ、モラル、心の世界、内面に関わってくる。
心の世界―といっても、本来の心は裏と表、影とひなたがあるかもだけれど、その裏とか影というものはないことにされている世界。
…という意味で「正しさ」。
不倫とかはないであろう、よくないこととされている世界。道徳的かな?

だけれど、建前的な正しいことを言う人というのも社会が回っていく中では必要なんだろうと思う。
(政治家の人とかがなんかやらかしてでもおとがめなし、という時に思います。まがいなりにも「お手本」とされなくちゃいけない人たちがこんなだったら、子供が「どうすればいいの?」ってなっちゃう。大人だってなげやりになっちゃう。だからルール、モラルは守りましょう。少なくとも公の場ではと。)
それは指導者の役割かと。

皇帝はきりっときびしく。
法王はもう少しまろやかかなと。ちょっと高貴な方ですよね。
眉で悩む。
弓型をくるんと強めると麻呂感が強くなってちょっと面白くなる。
最終的には程よくやわらかくを目指したのだけど、
思いっきり麻呂っぽくしてもおもしろかったかも。
これはここ近年大河ドラマを観てる影響もあるかも…。
公家のみなさまのことを考えたりして。

作業的には、このへんで下書きをするということを覚えたんですよ。
レイヤーが使えるので薄い水色で下書きを描いて、
その上にレイヤーを重ねてそのまんまなぞったりなぞらなかったり。
下書きでうまくいって本番(?)ではどうしてもうまくできないところはそのまんまコピーして貼り付けて黒い線にしてみたりして。
すごい…文明開化!みたいな気持ちでした。

hierophant

下書きをするということを知りました…の図です。

hierophant

眉で悩む…ちょっと高貴な人っぽくしたかった。いちおうこちらで決定。