タロットカード作成記録 「10.運命の輪」

タロットの講座を開催しています。
参加者さんははじめてだったり、なんとなくはご存知だったりさまざまですけれど、
まずいろんな情報をお伝えする前に、カードを見ていただいて「どう?」とお尋ねするようにしています。
「よさそう」「わるそう」みたいな印象でもいいし、
「このアイテムが気になる」みたいなことでもよいし、
なにを答えてもらおうという正解もなくて、
でもキーワードを覚える前に、一度目を通していただくと、
描かれているいろんなものに目がいきやすくなります。

で、このカード「どう?」とお尋ねして、
…なにがなんだかで返答しずらいですよね…。
なんかこまこまいろいろ描かれているけど、主役っぽい人物もいなかったりでどこに着目すればいいかわかりにくいかも。と、そうすると印象も浮かびにくい。

どこを見てもよいのだけれど、
わたしはこのカードの主役って
中心にある「ぐるぐるしそうなやつ」と思っています。
「ぐるぐるしそうなやつ」=時の流れでもあり、栄枯盛衰みたいなものでもあり。
タイミングがめぐってくる。
タイミングなので、永遠に固定ではないかも。
でもやっぱりタイミングではある。

そしていろんなことがまとまってきたからこそタイミングがめぐってくる。
ひとまずの完成、でもあります。

四隅に動物が(動物ではないものも)。
動物の絵を描くのってなぜか好きなんです。

そしてその中心のぐるぐる、なるべくきれいに丸く描きたくて…完璧にきれいな丸ではないけどここはがんばったぞっ。

wheel of fortune


そのほかのカードについてはこちらから。

「0.愚者」→
「1.魔術師」→
「2.女教皇」→
「3.女帝」→
「4.皇帝」→
「5.法皇」→
「6.恋人たち」→
「7.戦車」→
「8.力」→
「9.隠者」→
「10.運命の輪」→

「11.正義」→
「12.吊られた男」→
「13.死神」→
「14.節制」→
「15.悪魔」→
「16.塔」→
「17.星」→
「18.月」→
「19.太陽」→
「20.審判」→
「21.世界」→