タロットカード作成記録 「18.月」
月はいろんな表情を持っているんですよね。
三日月もあり半月もあり、満月もある。
形を変えるもの。
そして「月の光は人を狂わせる」と言われることもあります。
そこからゆらぎとかイマジネーションとかでもあり、
不穏さでもあり、
人の心の裏側や無意識のようなものにもかかわるカード、
というわけでイケイケというカードではないけれど…(やっぱり元気そうなものの方が好まれやすいというのはあります)、
ある時、お客さんに1枚おすすめしました。
そこでその方が引かれたのがこの「月」。
カードとしてはいろいろなワードをお伝えしたけれど、
そもそもお話を伺うと、その方ご自身が月そのものとご縁の深い方とのことでした。
カードは、わたしが1人で思うようなことを超えて、その人にとってのなにかを確かに引き出すのだと思っています。
そしてその前の「星」がある意味清らかな部分を示すとすると、「月」はあらゆるもの(影)も含む。
常識、モラルだけでは捉えきれない世界。
普段は見ないようにしているかもだけど、どちらも人の心に本当はあるものです。
描く時に悩んだのは月そのものですよ。
いろんな表情を持っているのが月だから。横顔を描いては消し。
そのほかのカードについてはこちらから。
「0.愚者」→☆
「1.魔術師」→☆
「2.女教皇」→☆
「3.女帝」→☆
「4.皇帝」→☆
「5.法皇」→☆
「6.恋人たち」→☆
「7.戦車」→☆
「8.力」→☆
「9.隠者」→☆
「10.運命の輪」→☆
「11.正義」→☆
「12.吊られた男」→☆
「13.死神」→☆
「14.節制」→☆
「15.悪魔」→☆
「16.塔」→☆
「17.星」→☆
「18.月」→☆
「19.太陽」→☆
「20.審判」→☆
「21.世界」→☆